バルーンファイト(任天堂) : 感想・レビュー [ファミコン]

バルーンファイト : 感想・レビュー

フワフワした操作感覚

フワフワと飛ぶ自機をどこまで自由に操れるか...それが思ったよりも楽しめました。

少し前にプレイした「クルクルランド(任天堂)」も操作が独特で(姫に全く技術がないため)自機を思い通りに操作する事が難しく、その操作感覚にストレスを感じていたところがあったのですが、この「バルーンファイト(任天堂)」では同じ「(姫にとって)あまり思い通りに行かない」操作であっても「クルクルランド」で感じたようなものは全く感じられませんでした。

緊張感と開放感

敵に風船を割られそうになったり稲妻に当たりそうになったのをギリギリで避けた時の緊張感と解放感の連続が良かったです。これもキャラクターのフワフワとした動きが生み出しているのかも知れません。

この緊張感と開放感は「ゼビウス(ナムコ)」(=シューティング)で敵の弾に囲まれた状態を突破した時の感覚に似ていると思います。

復活して強くなる敵キャラ

敵キャラは風船を割った後にトドメを指さないでいると自ら風船を膨らませて再び飛び立つのですが、この時、敵は風船を割られる前よりも一段階強くなって復活します。これは姫が少し前にプレイした「マリオブラザーズ(任天堂)」の敵キャラにも見られた仕掛けで、姫としては懐かしい感じがしました。

思ったよりも早い飽き

「バルーンファイト(任天堂)」は面白いとは思うのですが、それは最初だけで、飽きが来るのが早いように感じられました。姫は初回プレイの20面を過ぎた辺りで既に飽きが...。結局、「バルーンファイト」の1人プレイで遊んだのは初回の1回だけでした...。

2人同時プレイ

2人同時プレイは1人プレイよりも面白く感じられました。姫はあやちゃんと2人で遊んだのですが、2人で協力したり、相手を(特にあやちゃんが姫を)殺そうとしたりと大いに盛り上がりました。

但し、盛り上がったのは最初の30分程度で...それ以降は2人とも飽きが来てしまいました。これは1人プレイ時もそうだったのですが...。もう少し長く楽しむ事が出来れば更に良かったと思います。

背景音楽(BGM)

背景音楽(BGM)はA/Bの通常ステージは要所で短い音楽が流れる以外は単純な音の繰り返しで、ボーナスステージは軽い曲が流れるだけ、でC(バルーントリップ)も軽い曲が付けられているだけで、全体的に少し寂しく感じられました。

難易度

「バルーンファイト(任天堂)」は操作感覚が独特で、慣れるまでに少し時間を要しますが、難易度自体は低いと思います。姫のようなゲーム初心者でも初回プレイで26面まで行け、16面まではノーミス、ボーナスステージも1つ落としただけでしたので。

総合評価 : 24点

「バルーンファイト(任天堂)」の総合評価は24点です。

24点はここまでの任天堂のゲームの中での最高点です。任天堂の作品にしては珍しく面白さがあり、それなりに楽しめたところを評価しました。

固定画面型(バルーントリップは横スクロールですがここでは除外)、いくつかの単純なアイディアに頼ったゲーム内容、2人同時プレイの組み合わせは任天堂らしいと言えるのですが、それが今までの任天堂のゲームとは逆に良い方向に転がったのがこの「バルーンファイト」であったように感じられます。

「バルーンファイト」は飽きは早く来ますが、短時間であれば楽しめるので、時々気軽に遊んでみる分には良いゲームだと思います。

TOPへ