ドアドア(エニックス) : 感想・レビュー [ファミコン]

ドアドア : 感想・レビュー

パズル要素を持ったアクションゲーム

「ドアドア(エニックス)」はジャンルとしてはアクションゲームに分類されるようですが、モンスターの動きだったり、移動するルートだったり、ドアを開ける方向だったりを考慮しながらモンスターを誘導して行く必要があり、パズル要素も重要な要素として組み込まれていると言えます。

プレイ意欲が沸かないゲーム

姫は「チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン)」や「フラッピー(デービーソフト)」はプレイ意欲も沸き、面白く遊ぶ事が出来ましたし、「レッキングクルー(任天堂)」はそこまでではないにしても最後まで遊ぶ事が出来た事から、パズル要素を持ったアクションゲームは自分の好みに合っていると感じていたのですが、しかし、この「ドアドア(エニックス)」に対しては面白いと感じる部分はなく、プレイ意欲も最初から最後まで全く沸きませんでした。

左側、右側、両側に開く扉があったり、モンスターの動きの特徴がそれぞれで異なっていたり、最後に残ったモンスターの移動が速くなったり、チュン君しか通れない、敵キャラしか通れない階段があったりと考慮しなければならないパズル的な要素はそれなりに含まれているのですが...パズル要素を持ったアクションゲームは好きでも「ドアドア」のようなものは好みに合わないのかも知れません。

続きからのプレイが不可能

「ドアドア(エニックス)」は途中の面からプレイする事が出来ません。「チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン)」や「フラッピー(デービーソフト)」では続きからゲームを行う事が出来ましたし、「レッキングクルー(任天堂)」では好きな面からのプレイが出来ましたが、そう言った機能は用意されていないようです。

姫の場合は「ドアドア」に対してはプレイ意欲が沸かなかったため途中の面からプレイする事が出来る機能がなくても困る事はないのですが、ゲーム初心者の立場からするとあった方が良かったのではないかと思います。

難易度

姫は初回プレイで挑戦を打ち切っていますし、その時にゲームオーバーになったラウンドがラウンド9なのでラウンド10以降のラウンドに就いては分かりませんが、恐らく、ラウンドが進むに連れて難易度の高い面が用意されているものと思われ、続きからプレイ出来る機能がない事を含めると難易度は高いと言って良いかも知れません。

可愛いキャラクター

キャラクターは自機も敵キャラも可愛いデザインになっています。この辺りは好みが分かれるところかも知れません。

待機中の自動行動

チュン君(自機)は何もしていない時には正面を向いてパタパタと片足を動かす仕草を見せるのですが、キャラクターに待機中の自動行動を(プレイの邪魔にならない範囲で)組み込むのは良いアイディアのように思いました。

地味なゲーム

固定画面、敵の倒し方、背景音楽(BGM)など...キャラクターの可愛らしさ以外の部分では全体的に地味な感じを受けました。プレイ中に寂しい気分になる事もありました...。

総合評価 : 6点

「ドアドア(エニックス)」の総合評価は6点です。

プレイしていても面白さや楽しさと言ったものが感じられず、プレイ意欲も全く沸きませんでした。

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