麻雀(任天堂) : 体験記 [ファミコン]

麻雀 : プレイ前の準備

姫は麻雀と言うものを全く知らなかったので、今回、ファミコンの「麻雀(任天堂)」に挑戦するに当たり先ずは麻雀の勉強を行う事から始めました。

とは言っても、ルールや上がり役などが書いてある基本書を1冊と手作りや読みや状況判断などを扱っている実践書・定石書を5冊を読んだだけなのですが...。

でも、それまでの全く何も分からなかった状態と比べると本を読んだだけでも色々と知る事が出来たので良かったと思います。麻雀のイメージも何となくですが掴む事が出来ましたし。

後、基本書と実践書、定石書を読んだ後にあやちゃんからの強い勧めで「ぎゅわんぶらあ自己中心派」と言う漫画を読みました。こちらは役に立つかどうかは分からないけど...。

麻雀 : 初回プレイ

麻雀をお勉強してからゲームに挑んだ姫でしたが、ファミコンの「麻雀(任天堂)」は姫が学んだ麻雀とは掛け離れたものでした...。姫の勉強した麻雀は4人打ちだったのですが...ファミコンの「麻雀」は予想外の2人打ち...。更に(2人打ちのせいなのか)コンピュータの打ち筋は姫の学んだ定石とはあまりにも違い...とにかく戸惑う事ばかりでした。以下はそんな姫の最初の1局と半荘戦の結果です。

東1局0本場

東1局の配牌は以下のような配牌でした。

対局開始 配牌[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

配牌。

ここから理牌されて1巡目が開始されます。

東1局 1巡目[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

1巡目。

配牌からの第1打は「西」。「三万」は孤立配ですが、3-4-5のサンショク(三色同順)の可能性があり、筒子の6-6-8の部分は順子になるか頭になるかまだ分からないので手を付けませんでした。それよりも「西」を切って対子にしておけばピンフが狙えますし、こう構えておけばピンフ狙いで手を進めながら自摸の流れによってはタンヤオへの移行で落として行く事や、手の進みが遅い場合には手の内に残しておいてコンピュータの聴牌時に現物が無い時に切って行く事も出来るので現時点では「西」打ちの1打だと思いました。

東1局 2巡目[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

2巡目。

次順、「五筒」を自摸、打「六筒」としました。「八筒」ではなく「六筒」を先に打ったのは、「六筒」、「八筒」の順に打てば聴牌時に4-7待ちが残っても出ない事は無い待ちだと思ったからです。逆に「八筒」、「六筒」の順で打って行って、もし、聴牌時に4-7待ちが残ってしまった場合、リーチをかければ恐らく4-7は出ないものと思われます。そうなると最終形は出上がりの利く形を作った上でのダマ聴になりそうです...。それを考えると、ここは「六筒」を切っての両面の先受けかなと思いました。

東1局 3巡目[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

3巡目。

次順、「五万」自摸で打「八筒」としました。これで三色が見えて来ました。

「二索」も打牌候補でしたが、リーチ時にリーチ牌と同色の裏スジが残るのは(「八筒」切りリーチの「四-七筒」待ち)嫌だったので先に「八筒」落としておきました。「六筒」、「八筒」の逆切りが並ぶといかにも罠みたいですが...。

東1局 4巡目[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

4巡目。

次順、「四万」自摸。最も危惧していた嵌張が埋まりました。もし、ここで「六万」を自摸っていたならサンショクにこだわらずに「三万」を打っていたと思いますので(※)ツキがあった事に感謝です。

(※「六万」自摸に「三万」を打てばサンショクは消えますが、ピンフ確定なので下がるのは1飜で済みますし、姫は1飜下げてでも待ちの多いこちらを選びます。「三万」打ちは待ちに裏スジが残る可能性があり、その場合、リーチはかけ難くなりますが、サンショクの嵌四万待ちでもリーチはかけないのでリーチに就いては同条件です。)

ここでリーチをかけて「二索」を打ちました。三色が確定している事と多少の迷彩が効いている事、更に巡目が早いので足止めの意味でのリーチです。

東1局 7巡目[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

7巡目。

以下、4巡目のコンピュータの打牌から上図となる7巡目までです。

リーチ後、コンピュータは打「四索」...。ここでコンピュータは親のリーチの一発目に全く安全度の無い「四索」を自摸切りで切って来ました。2-2-3から「二索」を横にして来た可能性も十分に考えられる中での事です。姫なら怖くて打てません...。手の内に「二索」が3枚、「六索」が4枚あったのなら別ですが。(それでも3-5の嵌「四索」待ちが残るので不安です...。)

5巡目、姫は打「二筒」、コンピュータは打「六筒」。これは現物ですが手出しではなく自摸切りです。4巡目の「四索」の自摸切りから見て、これはオリや回しではなく、自摸った牌が単にいらなかったから捨てただけで、それがたまたま現物だったように見えます。

6巡目、姫は打「四万」、コンピュータは「四万」チー、打「五筒」。この「四万」のチーを見ると5巡目の現物切りがたまたまだった事に確信が持てます。ここでの「五筒」打ちは「八筒」と「二筒」の中スジなので危険度は低そうに見えますが...コンピュータにはもうそんな事は関係なさそうです...。

7巡目、姫は自摸「四筒」。この7巡目の「四筒」自摸で無事に上がる事が出来ました。役は「リーチ」、「ツモ」、「サンショク」、「ドラ1」。満貫。このファミコンの「麻雀(任天堂)」にはツモピンフが無いそうなので少し残念です。一般的なルール(ツモピンフ有りのルール)なら「メン・ピン・サンショク・ツモ・ドラ1」の跳満まであったのですが...。6巡目のコンピュータ側の鳴きで自摸が変わり、それが姫の自摸上がりに繫がたようです。

それにしてもコンピュータの打ち方は自分勝手過ぎるような気がしました。

確かに2人打ちだとオリても振っても全額払いなのでオリ打ちをする意味は半減しますが、それでも相手の上がる機会を半分にする事が出来るとは考えないのでしょうか...。

東1局 満貫[麻雀]

[麻雀 : 東1局]

リーチ・ツモ・サンショク・ドラ1 - 満貫。

東1局1本場以降

その後、1本場はツモドラ1(ツモ上がりなのでピンフはならず)で連荘。3本場は配牌が悪く、1巡目からオリる事を意識しながら手を進め、コンピュータのリーチに対しては確りとオリ、親ノー聴牌で流局。東2局以降も常に大きくリードしている状態だったので無理はせず、上がりやすい時には軽く上がり、配牌が悪い時にはオリ含みで進め、コンピュータの聴牌には手が良くても崩してオリるようにしていました。南2局にコンピュータのツモ上がりによる連荘があったものの、終わってみれば最初に親満を上がって以降、常に大きなリードを保ちながら勝つ事が出来ました。点差よりも1度も振込みをせずに勝ち切った事が嬉しい点でした。

半荘終了[麻雀]

[麻雀 : 半荘終了]

半荘を勝利で終える。

半荘を通して見てもコンピュータは東1局0本場以降も相変わらず自分勝手な打ち方を続けていました。捨て牌や流局時の手牌(※)から見てオリている局も稀にあったものの、大抵はどんな苦境からでも勝負に来ているようでした...。危険な打ち方のような気がします...。(※なぜかノー聴の時まで手牌を晒すようになっています...。)

麻雀 : 2回目以降

2回目以降も門前順子形中心の手作りと振り込まない事を心掛けて打つようにし、初級、中級、上級に何度か挑戦しましたが、麻雀初心者ながら今のところは1度も負けずに済んでいます。

コンピュータの自分勝手な打ち方はどのモードでも常に健在でした。理解し難い鳴きやリーチが多く見られ、姫がリーチの時には裏スジや跨ぎスジを平気で通して来ます。勿論、そう何度も通るはずも無く、暴牌の代償として放銃する事も。それでも反省せずにまた同じ事を繰り返していました。奇妙としか言えません...。

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