ギャラガ(ナムコ) : 感想・レビュー [ファミコン]

ギャラガ : 感想・レビュー

時代遅れのシューティングゲーム

「ギャラガ(ナムコ)」は「ギャラクシアン(ナムコ)」から一歩進んだゲームになっています。

しかし、固定画面、背景画面なし、左右2方向移動、背景音楽(BGM)なし...と言うゲーム内容はこの段階では時代遅れとしか言いようがありません。

ゼビウス(ナムコ)」によってシューティングゲームに画面スクロール、背景画面、8方向移動が、「マッピー(ナムコ)」によってゲームにまともな音楽が持ち込まれました。どちらもナムコによるところなのですが...そのナムコがここに来てまさかの先祖返りです。

(「ギャラガ」のタイトル画面を見ると1981と1985の表示があます。ここで比較対象に出している「ゼビウス」がファミコンで発売されたのは「ギャラガ」よりも前の3ヶ月ほど前(1984年11月8日)になるのですが、その「ゼビウス」のタイトル画面には1983と1984の表示があります。姫には調べる手段がないのではっきとした事は言えませんがもしかすると「ギャラガ」は「ゼビウス」よりも前に何らかの形で存在していたのかも知れません。そうだとすると「ギャラガ」の古さにも納得が出来ます。しかし、姫が出来るのはファミコン上での比較だけなので、ファミコン上での発売順が新しければそれだけ新しいゲームと言う感覚で接するようにしています。ファミコン以外の事を知る術のない姫には他に接しようがありませんので...。)

ギャラクシアンからの進化

古さが見られる「ギャラガ(ナムコ)」ですが、「ギャラクシアン(ナムコ)」と比べると...連射型(画面内に2発まで)の攻撃兵器、敵キャラが飛来して登場する、敵キャラの変化、ボーナスステージがある、デュアル攻撃、ヒット-ミスのレイト表示など...改善や新たに取り入れられた要素が各所に見られます。

「ギャラクシアン」の直ぐ後に出していれば順当な進化として捉えられますし、退化したシューティングゲームには見えなかっただろうと思います。

ファイターの移動方向

ファイター(自機)の移動方向は左右の2方向だけです。これは「ギャラクシアン(ナムコ)」の時のギャラクシップと変わりません。

姫はこの左右にしか移動出来ない自機と言うのはあまり好きではなく、今回も精神的な苦痛を幾分か感じながらのプレイとなりました。

全体的に退屈

「ゼビウス(ナムコ)」をプレイしてしまった後なので、このような固定画面、左右移動のシューティングゲームはどうしても退屈な時間が多くなってしまいます。唯一、デュアルファイターになった時だけは少し楽しめましたが、それは些細な事で、全体の退屈さを取り払えるほどのものではありませんでした。

総合評価 : 7点

「ギャラガ(ナムコ)」の総合評価は7点です。

「ギャラクシアン」が4点だったので改善された部分で点数を上乗せして7点になりました。退屈な時間が多いのは「ギャラクシアン」とあまり変わりがなく、その部分の改善を最も行って欲しかったです。

姫は左右にしか移動出来ない自機を操るのが苦手且つ好きではないと言う事をこのゲームで再認識しました。出来ればこう言うゲームはあまりプレイしたくありません。精神的な苦痛が大きいので。

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