麻雀(任天堂) : 攻略 [ファミコン]

麻雀 : 攻略

特に攻略法のようなものはありませんが、普通の麻雀における技術はこの「麻雀(任天堂)」ではあまり有効ではないと考えた方が良いかも知れません。コンピュータはタコですし、配牌や自摸の流れが不自然な時もあり、定石通り打つよりもタコに徹した方が良い結果を残す場合もありそうです。

リーチ対策

コンピュータは辺張、嵌張、シャボ、悪い待ちでも構わずにリーチをかけて来る事が多くあります。更にタコ自摸を発揮する事があり、全牌の内の半分しか牌が利用されないにもかかわらず、シャボを一発や数巡で自摸る事も珍しくありません。(特に「上級」ではこれが多く見られました。)これに加えて2人打ち(他家同士の振込みも無く、自摸られても振り込んでも全額払い)と言う事を考えると、コンピュータのリーチに対してオリ打ちを行う効果はあまり無いのではないかと思われます。回し打ちも2人打ちなのでそれほど安牌は増えて行かず、手が遅くなるだけの事も多く、効果が薄いと言えます。もしかするとリーチ対策として最も良い打ち方はリーチを無視して自分勝手に手を進める打ち方なのかも知れません...。

打つ姿勢

姫の打ち方は上がる事よりも振り込まない事に重点を置いた打ち方なので状況によっては回したりオリたりする事も多いのですが、この「麻雀(任天堂)」では2人打ちと言う事とコンピュータがひたすら上がりを目指す姿勢を見せる事が多い事から、そう言った打ち方はあまり有効では無いように感じられます。回していても2人打ちなのでそれほど安牌は増えて行きませんし、こちらがオリていてもコンピュータはタコ自摸を発揮して薄いところを平然と自摸って上がると言う事も多くあります...。結局、プレイヤーもコンピュータのように自分が上がる事を最も重視して打って行った方が良いのかも知れません。タコ自摸はプレイヤーにも働いているように見えますし...。

迷彩

コンピュータを相手に捨て牌によるロン牌の出易さ出難さを気にするのは無意味に近いと思われます。例えば中盤に2-3-3から3を横にしてリーチをかけても1-4、2-5が出ないと言う事はありません。1、6と切れているからと言って2-5が出ないと言う事もありません。一発目から打って来る事さえあります。もし、「迷彩を効かせるために受けが狭くなる」と言うような場合は迷彩を効かせるよりも聴牌に素直に向かうための打牌を行った方が良いのではないかと思います。

不自然な配牌と自摸の流れ

コンピュータは不自然な上がり方を見せる事がありますが、その不自然さはコンピュータだけでなくプレイヤーの配牌や自摸の流れにも見られる事があります。このような時は定石通りに打っても不自然な自摸の流れに邪魔される事もあるため、素直に流れに乗ってタコ打ちした方が良いかも知れません。

鳴き

通常、鳴く事によって失われる利点には...リーチをかけられなくなる(裏ドラへの期待も無くなる)、喰い下がりのある役は一飜下がる、こちらの手作りのヒントを与える事になる、他家の聴牌に対しての守備力が下がる...などがあります。そのため、姫は出来る限り門前で手を進めるように心掛けていますし、鳴く時はどうしても上がりたい場面、且つ、鳴く事によって上がりが一気に近づく時くらいにしています。

しかし、この「麻雀(任天堂)」は2人打ちの上に4局(東1局、東2局、南1局、南2局)しかありません。2人でトップとラスだけを争う短期戦なので、親の時は連荘、子の時は親流しを狙うのが基本になります。そのため、「鳴いてでもとにかく上がりに向かう打ち方」をした方が勝ちやすくなっているのではないかと思います。鳴けばそれだけ守備力が下がりますが、この「麻雀」ではオリ打ちをする事の意味が元々薄く、恐らく、自分の上がりを信じてひたすら手を進める打ち方が最善なので、守備力については最初から考える必要はないと思います。(麻雀はどんどん下手になると思いますが...。)

まとめ : タコになれ

コンピュータに勝つための最も効果的な打ち方は、恐らく、タコになる事だと思います。

タコ鳴きはどうかと思いますが、とりあえず門前感覚は捨てた方が良いと思います。役牌は1枚目から鳴いて行くようにした方が良い結果に繫がりやすいと思います。勿論、高い点が必要で鳴いていては勝負にならないと言う時は別です。

オリ打ちは放棄します。トップとラスしか結果の無い中で打つ「2人打ち麻雀」ではオリると言う戦術はあまり役に立たない上、対戦相手のコンピュータはひたすら上がりを目指して打つ事が多いため、基本的にはオリたら負けだ思った方が良いと言えます。コンピュータがリーチをして来た場合(聴牌がはっきりした場合)にも、オリず、回しもせず、タコツッパリをしてでも上がりを目指すようします。(但し、突っ張るにしても「一発」になる放銃だけは避けるようにします。)

オリ打ちの放棄と関係しますが、オリるつもりが無いならばと言う事で...「出上がりの出来る状態で待ちが良くなる可能性がある」時以外は門前聴牌したら待ちが悪くても見え見えでも即リーチをかけるようにします。コンピュータが先にリーチをかけていてもそうします(後は牌のめくり合いによる勝利を目指します。)牌の流れが不自然だったり、(聴牌もしていない)コンピュータがつっぱって来たりする事も多いので、悪い待ちでリーチをかけても割合上がり切る事が出来ます。自分が上がる事しか考えないで打つ...それが基本姿勢なので「相手に上がられたらリー棒を失う」と言う事は考えません。

これで運の良い時は勝て、運の悪い時は負けるようになると思います。普通の麻雀と違い技術を発揮する機会の少ない「麻雀(任天堂)」ですので、これが精一杯の攻略法なのではないかと思います。

TOPへ