麻雀(任天堂) : ゲームの紹介・説明 [ファミコン]
「麻雀」のゲーム概要
「麻雀(任天堂)」は名前の通り麻雀をTVゲーム化したものです。
通常は4人で打つものらしいのですが、この麻雀はプレイヤーとコンピュータの2人で打つようになっています。
「麻雀」のゲームモード
3つのゲームモード
「麻雀(任天堂)」には3つのゲームモードがあり、タイトル画面で選ぶようになっています。
- 初級 麻雀を 覚えたての人
- 中級 麻雀に 強くなりたい人
- 上級 麻雀に 自信のある人
初級 麻雀を 覚えたての人...
コンピュータと対局するモードです。チョンボが出来ないようになっています。
中級 麻雀に 強くなりたい人...
コンピュータと対局するモードです。「初級」にあったチョンボを防ぐ機能が排除されています。チョンボは満貫(親12000点、子8000点)払いとなります。
上級 麻雀に 自信のある人...
コンピュータと対局するモードです。チョンボを防ぐ機能がありません。打牌、自摸、ポン、チー、カンをするまでの時間に制限が設けられています。
[ 画像引用元 : 麻雀 © 1983 任天堂 ]
「麻雀」の画面構成
麻雀 : 画面構成 - 配牌時
上の画面はゲームを開始して東1局の配牌、理牌が終了した時点の画面です。
手牌...
画面下段が自分の手牌、画面上がコンピュータの手牌になります。手牌の中の青いカーソルのある牌が現在の選択牌になります。
情報表示領域...
画面中段は以下のような情報が表示される領域になっています。
- 何家か(東家/南家)
- 何本場か(積み棒数)
- 積まれたリー棒(1000点棒)の本数
- 現在の局のドラ
- モード(初級/中級/上級)
- アガリ、リーチ、ポン、チー、カンの選択肢
- プレイヤーとコンピュータの現在の点棒状況(持ち点)
現在の点棒状況は上側がコンピュータ、下側がプレイヤーになっています。
画面内にはありませんが局の開始前にはモードと選択肢が表示されている位置に第何局かが表示されるようになっています。
アガリ時には選択肢のある場所は裏ドラの表示場所に変わります。
メッセージ表示領域...
画面中段の右下にある小窓には「捨牌せよ」、「ツモ または ポン チー、カンせよ」、「(リーチ時)ツモせよ」、「(初級でのチョンボ時の)できません」、「流局」、「(二飜しばりとなる4本場以降)リャンシです」と言ったメッセージが表示されます。
麻雀 : 画面構成 - 対局中
上の画面は対局中の画面になります。
捨牌...
画面中断の情報表示領域の下側に並べられているのがプレイヤーの捨牌、上側にある逆さまになって並べられているのがコンピュータの捨牌になります。捨牌を並べる領域を「河」と呼びます。
鳴き牌...
画面左上に晒されている牌はコンピューターが鳴いた牌になります。画面にはありませんがプレイヤー鳴いた場合は画面右下に晒されます。
リーチ棒...
プレイヤーの捨牌の右側にある1000点棒はプレイヤーがリーチ時に置いたリーチ棒です。コンピュータがリーチをかけた場合はコンピュータの捨牌の(向かって)左側にリーチ棒が置かれます。
リーチ時に捨てた牌には赤い下線が付きます。(上画面ではプレイヤーの河のローピン。)
麻雀 : 画面構成 - 局の終了時
上の画面はプレイヤーが上がった時の画面です。
点計算領域...
画面上にプレイヤーの上がり役、飜数、符、点が表示されます。(画面ではピンフ(平和)で上がっているように見えますが、このゲームにはツモピンフは無いようです。ツモ点(2点)も加算されて切り上げ30符になっています。)
コンピュータが上がった場合は画面上にコンピュータの手牌、画面下に上がり役、飜数、符、点が表示されます。
裏ドラ...
リーチをかけて上がった際には画面中央の情報表示領域に裏ドラが表示されます。(リーチをかけずに上がった時には赤い字の「ウラ」は表示されますが、裏ドラそのものは表示されません。)
[ 画像引用元 : 麻雀 © 1983 任天堂 ]
コントローラーの操作方法
コントローラーの操作方法
十字ボタン...
左右は手牌での牌の選択(青いカーソルの移動)、上下は選択肢(アガリ、リーチ、ポン、チー、カン)での選択に使います。
Aボタン...
自摸、選択牌の打牌を行います。
Bボタン...
アガリ、リーチ、ポン、チー、カンを実行します。
セレクトボタン...
タイトル画面でゲームモードを選択する時に使います。ゲームプレイ中は使用しません。
スタートボタン...
タイトル画面ではゲームを開始する時に使います。ゲームプレイ中はポーズ機能(一時停止)になっています。
ゲームモード
初級 麻雀を 覚えたての人
東南回し、持ち点30000点(30000原点)、起家(東家)スタート。初級はフリテン栄和、ノー聴アガリ、ノー聴リーチなどのチョンボが出来ないようになっています。
中級 麻雀に 強くなりたい人
東南回し、持ち点30000点(30000原点)、起家(東家)スタート。中級ではチョンボを防いでくれる機能がありません。チョンボの場合は満貫(親12000点、子8000点)払いになります。それ以外は「初級」と同じです。
上級 麻雀に 自信のある人
東南回し、持ち点30000点(30000原点)、起家(東家)スタート。中級と同じようにチョンボを防いでくれる機能がありません。また、打牌、自摸、ポン、チー、カンを行うまでの時間に制限があります。それ以外は「初級」、「中級」と同じです。
上級では、自摸後、打牌せずに制限時間を迎えると自動的に打牌が行われます。捨てられる牌は制限時間が来た時に選択している牌になります。制限時間前には警告音が鳴り、「捨牌せよ」の文字が赤くなります。
上級では、コンピュータの打牌後、何もせずに制限時間を迎えると自動的に自摸が行われます。制限時間前には警告音が鳴り、「ツモ または ポン チー、カンせよ」の文字が赤くなります。
[ 画像引用元 : 麻雀 © 1983 任天堂 ]
「麻雀」のゲーム進行と勝敗
ゲーム進行と勝敗
1ゲームは東南回し(東1局、東2局、南1局、南2局)の半荘で行われます。持ち点は30000点(30000点原点)でスタートし、半荘終了時に持ち点の多い者が勝者となります。トップ賞やウマはありません。
半荘終了後、続けて新たな半荘が開始されます。持ち点は再び30000点に戻ります。
半荘戦を繰り返し行い、先に3勝した方の勝ちとなります。
[ 画像引用元 : 麻雀 © 1983 任天堂 ]
「麻雀」のルール
親の連荘
親が上がった時、親が聴牌で流局した時、チョンボがあった時は連荘となります。
二飜しばり
4本場からは「二飜しばり」となります。
喰いタンヤオ(断九)
喰いタンヤオ(断九)は有効です。
ツモピンフ(平和)
ツモ(自摸和)とピンフ(平和)は重複しません。ピンフは栄和の時のみ有効で、ピンフ聴牌から自摸アガリした場合はツモは付きますが、ピンフは未成立となります。
ピンフの自摸点を0点にしてピンフを成立させるルールの方が一般的なようですが、この「麻雀」では自摸点を0点とはせずに本来の2点で計算してピンフを不成立にしているようです。(より厳格なピンフになっています。)
- ピンフ聴牌からの自摸和 : ツモ(切り上げ30符)
- ピンフ聴牌からの栄和 : ピンフ(30符)
ノー聴牌罰符
ノー聴罰符は1500点になっています。2人打ちなので「両者聴牌」、「両者ノー聴」、「どちらかが聴牌」の3通りしかなく、4人打ちのような状況に応じたノー聴罰符の変動はありません。形式聴牌は有効です。
カンの裏ドラ
カン裏はありません。
ダブル役満
役満のダブル、トリプルはありません。