クルクルランド(任天堂) : 感想・レビュー [ファミコン]

クルクルランド : 感想・レビュー

金塊を探し出すゲーム

「クルクルランド(任天堂)」はグルッピーを操作して金塊を探し出すゲームになっています。

金塊を探す

金塊はウニラによって隠されたもののようですが、その隠された金塊はステージ内に絵を描くように配置されています。

初期の段階ではこの隠された金塊の位置を推測しながら絵を完成させて行く過程を楽しみながらプレイする事が出来ました。

ただ、それはどんな絵があるのかが分からない状態でのプレイだった事の影響が大きく、何度か繰り返しプレイする中でどんな絵が用意されているのかが分かってからは「単に金塊を出現させて行くだけのゲーム」に感じられるようになっていました。

グルッピー(自機)の操作...

グルッピー(自機)は行動開始後は前方に進み続けるようになっていて(クルクルランドの不思議な力のせいだそうです...)、その進行方向を変えるには手をターンポストにかけて回転したり、壁を使って跳ね返ったりする必要があります。これは今までのゲームと比べると特殊な移動方法だと言えます。

そして姫はと言うと...この特殊な移動方法に最後まで慣れる事が出来ませんでした...。上手く出来ない姫が悪いのは分かっているのですが、プレイ中の姫にとってはグルッピーの操作は常に不快感の対象になていました。

姫の「クルクルランド(任天堂)」での最高面は20面だったのですが、これに関しては自機の操作がきちんと出来ていない事が成績の低さに直結しているように感じました...。

古い感覚...

「クルクルランド(任天堂)」をプレイしたのは「マッピー(ナムコ)」をプレイした直ぐ後なのですが、「マッピー」と比べると同時期に発売されている作品にしては幾分古い(昔に作られたと言う)感じがしました。金塊探しや旋回方法と言ったは要素だけ見れば新しいと言えるのかも知れませんが、そう言うものとは別のゲーム全体としての古さをです。

総合評価 : 14点

「クルクルランド(任天堂)」の総合評価は14点です。

「クルクルランド」は独特の移動手段と埋まっている金塊を探し出すところにその面白味があると思うのですが...この内、自機の特殊な移動方法には最後まで慣れる事が出来ず、きちんと操作出来るようになった人であればそれはこのゲームの醍醐味にもなるのかも知れませんが...そこまで行かない姫にとっては戸惑いと苦しみの対象でしかありませんでした...。また、金塊探しの方も最初は幾分面白く感じたものの出て来る絵が分かってしまえばそれもなくなり...何度かプレイする内に操作の不快感だけが残るゲームとなってしまっていました。

姫がゲーム上手だったらもう少し面白く感じる事が出来たのかも知れませんが...。

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