チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン) : 感想・レビュー [ファミコン]

チャンピオンシップ・ロードランナー : 感想とレビュー

1回ではクリア出来ないステージが多い

これは特に落とし穴がらみの場合に多かったです。

落とし穴の位置は最初にそのステージに挑戦した時には全く分からず、落ちて初めて分かるものであり、その知らずに落ちた落とし穴が身動きの取れなくなる落とし穴であったり、落ちた事によってクリアの不可能な状況になるような落とし穴である場合もあり、その度にセレクトボタンを押して挑戦をしなおしていました。

また、普通には取る事の出来ないように見える金塊は「ここに落とし穴があるに違いない」、「(最後に)この金塊を取ればここにきっと脱出バシゴが出るに違いない」と言った根拠のない推測で金塊を取りに行き、(予想通りに上手く行く事もありましたが、)その推測が外れセレクトボタン...と言う事もありました。

思っていたほどは高くない難易度

「チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン)」に挑戦する前にあやちゃんから難しいゲームだと言う事を聞かされていて、「小姫の低性能な脳ではクリアは無理。」と言われていたのですが、全体的にはあやちゃんが言うほど難しいとは感じませんでした。

(姫は全50面をクリアするのに2日かかったのですが、全面クリアした次の日にその事をあやちゃんに伝えると「2日もかかったの?」と言われてしまいました...。最初は姫にはクリアは無理だと言っていたのに...あやちゃんはとても厳しいです...。姫は別に早くクリアする事を目的に置いてプレイしていた訳ではありませんし、「疲れたら中断、空いた時間が出来ればまたプレイする」と言った形で繰り返していたら2日間経っていたと言うだけで...まさかクリアまでの早さが重要だったとは思いもしませんでした...。ただクリア出来れば良いだけかと...。時間的には1日目でも十分に全面クリアが可能だった事を考えると時間を作ってでも急いでクリアを目指すべきだったのかも知れません...。早くクリアすると言う事は姫とゲームの関係においては何の意味も持たない事ですが、あやちゃんには褒めてもらいたいですので。)

何度も挑戦しなければいけないステージもありましたが、多くの場合は「落とし穴の位置を知らない」と言う初めてプレイする人間にとっては当然の事によるものであり、それも何度か挑戦している内に把握出来て来ますし、そうなってしまえば後は簡単なステージが多かったと思います。

レンガの埋まる時間差を利用したり、ロボットを上手く利用したりと言ったような面はそれほど挑戦回数を要せずにクリアする事が出来ました。

工夫されたステージが多い

「チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン)」は「ロードランナー(ハドソン)」と比べると工夫されたステージが多く、レンガの埋まる時間差を利用したり、落とし穴を利用したり、ロボットの挙動をコントロールしたり、ロボットの頭部を利用したりなど...プレイしていて楽しめる部分が多く見られました。

落とし穴や脱出バシゴと言った見えない部分がクリアに関わって来る面も、その中には邪道に見えるものもいくつかありましたが、「見えないものを相手に推測し、違ったらまた別の方法を考える」と言うのも楽しくありました。

「チャンピオンシップ・ロードランナー」は「ロードランナー(ハドソン)」と比べると工夫されたステージが多く、レンガの埋まる時間差を利用したり、落とし穴を利用したり、ロボットの挙動をコントロールしたり、ロボットの頭部を利用したりなど...プレイしていて楽しめる部分が多かったです。

エンディングがない

ステージ50をクリアしても間に何もないままステージ1に戻るだけでエンディングらしきものはありませんでした...。それなりに時間をかけてクリアしたのに...残念です。全50面をクリアした事で達成感らしきものは感じましたが、それとは別にエンディングも欲しかったです...。

総合評価 : 38点

「チャンピオンシップ・ロードランナー(ハドソン)」の総合評価は38点です。今までのゲームの中で最も高い評価になりました。

難易度は「ロードランナー(ハドソン)」よりは明らかに高いと思われます。姫の場合は「ロードランナー」の難易度に不満を持っていたので、この難易度の向上は良い部分として評価しました。

ですが、「チャンピオンシップ・ロードランナー」の難しさは「目に見えない部分」とそれを「知らない事」に起因するものが多く、これについては純粋な難しさとは違うように感じられたため、難易度が上がった事に対する評価はそれほど高くはなりませんでした。

姫が前作の「ロードランナー」に付けた評価は34点。この「チャンピオンシップ・ロードランナー」は基本的な部分ではその「ロードランナー」と変わりませんが、新鮮さがなくなったと言う事で基本点を30点に落とし、そこにステージが広くった事と思考力を必要とする部分が増えた事、それらによってやり応えが増した事への加点を行い38点としました。

姫はゲーム初心者ですし、姫にはクリアは無理だとあやちゃんに断言されていた事もあり、挑戦前はクリア出来ないかも知れないと思っていたのですが、実際に挑戦してみると想像していたよりも苦労せずにクリアする事が出来、それに関しては素直に嬉しく感じました。この姫の喜びはゲーム内容とは関係ない事なので評価には全く上乗せされれませんが...。

今回、「チャンピオンシップ・ロードランナー」をプレイして思考力を必要とするゲームも楽しいものだと感じました。あやちゃんに言わせれば姫の脳は性能が極度に低いらしいのであまり難しいゲームは姫には無理かも知れませんが、またこう言うゲームをプレイ出来る機会があれば良いと思います。ゲームの新たな楽しさを感じさせてくれた「チャンピオンシップ・ロードランナー」には感謝です。(この感謝も評価には結び付きませんが...。)

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