マリオブラザーズ(任天堂) : 感想・レビュー [ファミコン]

マリオブラザーズ : 感想・レビュー

難易度

難易度については非常に低いと言えます。ゲーム初心者の姫でも数回プレイしただけで100面を突破出来ました。恐らく、姫が今まで挑戦したアクションゲーム(「ドンキーコング(任天堂)」、「ドンキーコングJR.(任天堂)」、「ポパイ(任天堂)」)の中では最も難易度が低いのではないかと思います。もう少し難易度が高くても良かったかも知れません。

永遠の繰り返し作業

最初の内は面が進むに連れて「敵キャラの数や種類が変わる」、「徐々に難しくなる」、「画面のデザインに変化がある」など、まだ楽しみがあるものの、途中からは敵キャラの出現パターン、難易度、画面のデザインの変化が消え、ひたすら同じ事を繰り返すだけの展開になり、全く楽しめなくなります。(13面以降は延々と13面から17面の繰り返しです...。)

また、「ドンキーコング(任天堂)」、「ドンキーコングJR.(任天堂)」、「ポパイ(任天堂)」のような「一応の終わり」もないため、最初から最後まで無目的でゲームを行わなければならず、ゲーム自体もそれほど面白くない事もあり、長く続ければ続ける程にプレイする事が苦痛へと変わって行きます。

この退屈と苦痛を改善するために自分で「100面突破」、「100万点突破」と言ったような目標を持たせてプレイもしてみました。しかし、これにより一時的には多少楽しめるようになるものの、設定した目標も(難易度の低さから)直ぐに達成されてしまうため、(だからと言って目標を「200面突破」、「200万点突破」と上げる気にもなれず、)結局、ゲームを続ける限り退屈と苦痛に悩まされ続けました...。

マリオの身体的向上

マリオは「ドンキーコング(任天堂)」時代と比べるとジャンプする高さが格段に高くなっています。また、高い場所から落下しても死亡しなくなりました。身体的な向上を図って来たようです。

音楽

1面(PHASE 1)開始時にアイネ・クライネ・ナハトムジークの冒頭部分が流れますが、ここで流れるアイネ・クライネ・ナハトムジークの冒頭部分には8分休符が無く、そのため非常に間延びした感じになっています。休符の重要性を改めて感じさせられました。

全体的に言うと...節目に短い音楽が流れる事はあってもプレイ中はずっと背景音楽(BGM)なしの効果音だけの状態でプレイしなければならず、少し寂しい感じを受けました。背景音楽(BGM)ぐらいはあっても良いと思います...。

2人同時プレイでの殺し合い

「マリオブラザーズ(任天堂)」で、唯一、盛り上がったのは「2人同時プレイでの殺し合い」です。姫とあやちゃんとで遊んだのですが、それなりに楽しかったです。大抵は姫のルイージがあやちゃんのマリオに殺されて終わっていました。

総合評価 : 16点

「マリオブラザーズ(任天堂)」の総合評価は16点です。自由度の高さや2人同時プレイは良いのですが、全体的な目的も「一応の終わり」も無く、ただひたすら同じ内容が繰り返される辺りはプレイしていて苦痛にしか感じられませんでした。

実際の評価は10点程度なのですが、本来の遊び方よりも「2人同時プレイでの殺し合い」が盛り上がったため、6点加点して16点になりました。

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