[シャープ]ツインファミコン [ファミコン]
ツインファミコン [AN-500/AN-505]
- 名称 : ツインファミコン [AN-500/AN-505]
- 略記/略称 : ツインファミコン
- メーカー : シャープ
- 発売日 : 1986/7/1
- 販売価格 : 3万2000円
ファミリーコンピュータ(任天堂)とディスクシステム(任天堂)の性能を合わせた持ったゲーム機です。任天堂ではなくシャープから発売されています。
ツインファミコンの種類
ツインファミコンには前期型[AN-500](赤/黒)と後期型[AN-505](赤/黒)とがあります。
後期型は外形デザインが違う他、コントローラーには連射機能が加えられています。また、後期型の中にはノイズフィルターを持った「FFマーク」の付いたものもあります。(この「FF」は「ファミコンファミリー(FAMICOM FAMILY)」の略のようです。)

ツインファミコン [AN-505-BK]
ツインファミコン [AN-505] - 後期型/黒/FFマーク付き
ツインファミコン : 本体
ツインファミコンの本体上面の右側にはカセットコネクタが、本体全面の左側にはディスクスロットがあり、右半分がファミコン、左半分がディスクシステムと言った感じになっています。
ディスクシステムの上にファミコンを乗せた状態と比べるとツインファミコンは高さは低いですが、その分、横幅が大きく、設置した際に場所を取るようになっています。

[ツインファミコン : 本体]
ツインファミコン : 本体上面

[ツインファミコン : 本体上面]
カセット差し込み口
ツインファミコン本体上面の右側には「カセット差し込み口」があります。カセット差し込み口にはカセットの抜き差しに合わせて開閉する「コネクターカバー」が付いていて、その奥に「カセットコネクタ」があります。
コネクターカバーはカセットとディスクの機能を切り替えるスイッチが「ディスク」になっている時には開かなくなるようになっています。

[カセットコネクタ]
カセット/ディスク切替スイッチ
カセット差し込み口の下にはカセットとディスクの機能を切り替える「切替スイッチ」があります。切り替えスイッチを下に下げると「カセット」、上に上げると「ディスク」になります。
カセット差し込み口にカセットが差し込まれている時(実際には「コネクターカバーが開いている時」)には切り替えスイッチを「ディクス」に切り替える事が出来なくなります。
また、切り替えスイッチが「ディスク」になっている時はカセット差し込み口のコネクターカバーが開かないようになります。

[切替スイッチ(カセット)]

[切替スイッチ(ディスク)]
イジェクト
切り替えスイッチの手前には「イジェクト」があります。このイジェクトを下に押し下げるとカセットコネクタに差し込まれているロムカセットがカセットコネクタから抜けるようになっています。

[イジェクト]
メーカー名/名称/型番
ツインファミコン本体上面の左側には「メーカー名/名称/型番」が書かれています。「FFマーク付き」のツインファミコンはここに「FFマーク」が書かれています。

[メーカー名/名称/型番]
右端にはFFマークが書かれている。
コントローラー設置場所
ツインファミコン本体上面の奥側にはコントローラーを置くための窪みがあります。向かって左側がIコン、向かって右側がIIコンの置き場所になります。

コントローラーを置くための窪み。

コントローラーを設置。
ツインファミコン : 本体前面

[ツインファミコン : 本体前面]
電源ボタン/リセットボタン
ツインファミコン本体前面の右端には「電源ボタン」があります。
電源ボタン左側(イジェクトを挟んだ左側)には「リセットボタン」があります。

[電源ボタン(右)/リセットボタン(左)]
ディスクカードスロット
ツインファミコン本体前面の左側にはディスクカードの「スロット」があります。
スロットの右側にはディスク作動中を示す「作動ランプ」があります。
「動作ランプ」の下には「動作ランプ点灯中は取出しボタンを押さないでください。」と書かれています。

[スロット/動作ランプ]
ツインファミコン : 本体背面

[ツインファミコン : 本体背面]
右からACアダプタ端子、音声出力、映像出力、RFコンバータ接続端子。
ACアダプタ端子
ツインファミコン本体背面、向かって右端にあるのが「ACアダプタ端子」です。「ACアダプタ」を接続します。
音声出力/映像出力
ACアダプタ端子の左側には「音声出力端子」と「映像出力端子」があります。RCA端子(モノラル音声端子/コンポジット端子)接続を行う場合に使用します。
音声出力/映像出力/RFコンバータ接続端子
音声出力端子と映像出力端子の左側には「RFコンバータ接続端子」があります。RF接続を行う場合に使用します。
ツインファミコン : 本体側面
拡張端子A/拡張端子B
ツインファミコン本体右側面には「拡張端子A」と「拡張端子B」が用意されています。
拡張端子Aはファミコンの「エキスパンドコネクタ」、拡張端子BはディスクシステムのRAMアダプタにある「通信用拡張ポート」に相当します。
拡張端子Aは透明のカバーが付けられて保護された状態になっています。使用する時はこの透明のカバーを外して使用する事になります。
拡張端子Bは(ディスクシステムのRAMアダプタと同様に)スライド式のシャッターで保護されています。使用する時はこのシャッターを開けて使用する事になります。

[ツインファミコン : 本体右側面]
向かって左が拡張端子A。向かって右が拡張端子B。
ツインファミコン : 本体裏面
拡張端子C/拡張端子D
本体裏面には「拡張端子C」と「拡張端子D」が用意されています。
向かって左に「拡張端子D」、向かって右に「拡張端子C」と書かれています。(蓋の下に端子があるようなのですが、姫は機械類を扱う事が非常に苦手ですし、元に戻せなくなてしまっても困るのでこの蓋は開けていません...。)

向かって左が拡張端子D。向かって右が拡張端子C。
ツインファミコン : コントローラー
ツインファミコンにはファミコンと同じように2つのコントローラーが付いています。
本体正面から見て背面の左側から伸びているケーブルの先にあるのが「Iコン」、背面の右側から伸びているケーブルの先にあるのが「IIコン」になります。
Iコントローラー
Iコンには「十字ボタン」、「Aボタン」、「Bボタン」、「セレクトボタン」、「スタートボタン」が付いています。ファミコンのIコンと同じ構成になっています。
中央に大きく「1」と書かれています。
後期型のツインファミコンの場合、AボタンとBボタンに個別に連射機能の切り替えスイッチが付いています。

[Iコントローラー]
写真のものは後期型なので連射機能が付いている。
IIコントローラー
IIコンには「十字ボタン」、「Aボタン」、「Bボタン」、「マイク」とその音量を調節する「マイク音量」が付いています。ファミコンのIIコンと同じ構成になっています。
中央に大きく「2」と書かれています。
後期型のツインファミコンの場合、Iコンと同じく、AボタンとBボタンに個別に連射機能の切り替えスイッチが付いています。

[IIコントローラー]
ファミコンのIIコントローラーと同様にマイク機能が付いている。写真のものは後期型なので連射機能が付いている。
ツインファミコン : ACアダプタ
ツインファミコンと電源供給元とを繫ぐ器機です。
このACアダプタはツインファミコン専用のACアダプタになっています。

[ACアダプタ(上面)]

[ACアダプタ(斜め上)]
ツインファミコン : 音声ケーブル/映像ケーブル
ツインファミコンでは音声出力にはモノラル音声ケーブル、映像出力にはコンポジットケーブルが使われます。(RF出力を行う場合はRFコンバータ[AN-58C]を用意する必要があるようです。)
これはツインファミコン専用品と言う訳ではなく、付属品の代わりに市販されているモノラル音声ケーブル、コンポジットケーブルを使用しても問題なく出力出来るようになっています。

[接続ケーブル]