ファミコンとパソコンが繫がる日 [ファミコン]
ファミコンとパソコンが繫がる日
ファミリーコンピュータが届いた日
「ゲームに挑戦するついでにゲームのWebサイトも作ろう。」と思っていた姫はファミコンで無事に遊ぶ事が出来た後、その事をあやちゃんに話しました。この時、姫の頭の中には「ゲームのレビューサイト」を作る構想があったのですが...姫の話を聞いたあやちゃんが「作るならゲーム攻略サイト。」と言い出し、結局、あやちゃんの意向により「ゲーム攻略サイト」を作る事になりました...。(その結果がこの「ゲーム攻略記」になります。)
ファミリーコンピュータが届いた次の日
次の日。あやちゃんはゲーム攻略サイト作りに必要な機器の用意を始めます。あやちゃんが言うには「攻略サイト」を作るには今の姫のPC環境では不十分らしく、いくつかの機器を買い足す必要があるとの事でした。姫には全く分からない話だったので以降はあやちゃんに全て任せる事に...。
ファミリーコンピュータが届いてから5日目
5日目。あやちゃんが取り寄せた機器が全て姫のお家に揃いました。(この間、なぜか姫はあやちゃんの指示でゲーム禁止でした。)
あやちゃんが揃えた機器は全部で3つ。「ビデオキャプチャー」、「分配器」、「NEWファミコン」と言うものでした。姫にとってはどれも始めて目にする機械でした。
ゲーム攻略サイトとゲーム画面の引用(適法範囲)
これらの機器はサイト(これから姫が作るサイト、即ちこのサイト)内でゲーム画面の引用(適法範囲)を扱えるようにするために用意した機器のようです。
あやちゃんが言うには、ゲーム攻略サイトでは情報を分かりやすく伝えるためにゲーム画面の引用(適法範囲)を用いる事がしばしばあるらしく、そのためゲーム攻略サイトを作るに当たっては「必要な時にサイト内でゲーム画面の引用(適法範囲)を扱える環境」をあらかじめ整えておく必要があるとの事でした。
ビデオキャプチャー
ビデオキャプチャーはゲーム機とPCとを繫いでPC内にゲーム画面(※)の映像を取り込むための機器のようです。(※姫の場合は取り込み対象はゲーム画面だけですが、ゲーム画面以外の映像も外部からPC内に取り込めるようです。)
I-O DATA GV-MVP/TZ
あやちゃんが選んだビデオキャプチャーは「I-O DATA GV-MVP/TZ」。音声は「ステレオ音声端子接続」、映像は「コンポジット端子接続」と「S端子接続」に対応しているそうです。あまり性能の良い物ではないらしいのですが、「レトロゲームにはこれで十分。」との事でした。(ファミコンから見て)ややしばらく先のゲーム機までは使えるだろうと言っていました。
スロットに挿すボード型のビデオキャプチャーもあるようなのですが、姫のPCは小型のキューブ型で既に空きスロットが無い状態なので(スロットは2つしかなく、1つはグラフィックボード、1つは音源ボードで埋まっています。)仕方無く外付けのUSB接続のものを選んだようです。あやちゃんには姫がスペック重視の巨大なタワー型からデザイン重視のキューブ型に変えた事のデメリットをここでも指摘されました...。そして「拡張性の無さが製品選びの妥協に繫がる。」と嘆いていました。
(丁度、年明けにOSを新型にする予定でいて、その時に環境を64ビットに変えようと思っていたところなのですが、「I-O DATA GV-MVP/TZ」は64ビットOSには対応していないようです。だからと言って他の製品にするにしても外付けUSB接続では「64ビット対応の良い製品」を探すのは難しく(現状では「対応待ち」か「新製品待ち」になります)、結局、64ビットOSに変えるタイミングで「音源ボードを外部ユニットにして、空いたスロットに内蔵型の64ビット対応の製品を入れる」事になりそうです。キューブ型は可愛いのは良いのですが拡張環境的には確かに厳しいようです...。あやちゃんには「これを機に。」と再び巨大タワー型を勧められました...。)
分配器(アクティブセレクター)
ゲームをキャプチャーに直接繫いでPCディスプレイでゲームをしようとした場合、キャプチャーを通した段階で遅延が発生するらしく(遅延の大きさは製品によって違いがあるようですが)、そのままでは遅延の影響を受けた映像を見ながらゲームをする事になります。
この遅延はプレイするゲームによってはまともにプレイする事が出来なくなる恐れもあるもののようです。
そこで、この遅延による影響を避けるために「プレイは一般TV、録画はPCで。」と言う方法が用いられるようです。そして、そのためにはゲームからの出力をTV側とPC(キャプチャー)側に分ける必要があり、それを行うために必要となるのが「分配器」と言う機械のようです。
分配器は映像や音声を分配する機械で、これによってゲームの出力をテレビ向けとPC向けに分配する事が可能になり、テレビ画面を見ながらタイムラグの無い状態でゲームをプレイし、一方のPC側でキャプチャー作業(これはタイムラグがあっても関係ないようです)を行うと言う事が出来るようになるそうです。
SONY SB-RX200S
あやちゃんが選んだ分配器は「SONY SB-RX200S」。音声は「ステレオ音声端子接続」、映像は「コンポジット端子接続」と「S端子接続」に対応しているそうです。あまり良い物ではないそうですが、レトロゲームにはこれで十分らしく、ビデオキャプチャーと同じように来るべき時が来たら代えれば良いとの事でした。
NEWファミコン
NEWファミコンはファミコンの全盛期が去った後に発売された新型のファミコンのようです。AV接続に対応しているそうです。
あやちゃんからはキャプチャー作業を必要とする時は旧型のファミコンではなくこのNEWファミコンを使うようにと言われました。理由は「コンポジット端子接続」が可能だからだそうです。旧型のファミコンは基本的にはRF接続であるため、コンポジット端子接続よりも映像の画質が劣り(ノイズが多く入る)、キャプチャー作業には不向きとの事でした。
その一方で、キャプチャー作業を必要としない時は旧型のファミコンを使うようにと言われました。これはファミコンの雰囲気を十分に味わうためだそうです。あやちゃんはNEWファミコンの有用性を認めながらも純粋にファミコンを楽しみたい時には「NEWファミコンは邪道。」と思っているようです。
ゲーム画面のキャプチャーを行う
機器の簡単な説明が終わった後、あやちゃんが全ての機器の接続を行ってくれました。そして、早速、ゲーム画面のキャプチャー実験を開始。結果はそれなりに成功したようでした。
各機器の接続とキャプチャー作業は以下のような手順になるようです。
- PCとキャプチャーを接続(初回はドライバをインストール)
- NEWファミコンの音声端子とコンポジット端子を分配器の入力に接続
- 分配器からの出力の一方をTVにもう一方をビデオキャプチャーに接続
- TVと分配器の電源を入れる
- PC側でキャプチャー用のソフトを起動
- NEWファミコンのスイッチをオンにする
- PC側での録画を開始
- ゲームを開始する
姫が1人の時は姫がこれらの作業を自分1人で行う事になります。電源を入れたり録画を開始したりするタイミングは上記の順番でなくても良く、融通は利くようですが...一連の作業を姫が1人できちんと出来るかどうか...今からとても不安です。
キャプチャー環境が整う
以上のようにあやちゃんがキャプチャー環境を整えてくれたお陰でWebサイトでゲーム画面の引用(適法範囲)を扱う事が出来るようになりました。いつもの事ながらあやちゃんには感謝です。